データ分析上達法①「Rで分析を始めよう!」-データサイエンティストを目指して(3) [データサイエンティスト]
データ分析上達法①「Rで分析を始めよう!」-データサイエンティストを目指して(3)
多くの企業でデータ分析のニーズが増大していますが、データサイエンティストと呼ばれるプロフェッショナルは希少であり、なかなか採用するのは難しいらしいです。じゃあ、どうすればいいのか?
なんのことはありません。
自分で初めてしまえばいいのです。
Excelしか使ったことがないし。文系だし。とかいう意見が聞こえてきそうですが、今のスペックはあまり関係ないです。要はやる気です。スキマ時間を使ってデータ分析の練習をすれば誰でもある程度の分析スキルを身に着けることができると思います。
ビッグデータという波に乗っているデータ分析専門の会社でデータサイエンティストという肩書を名乗っている人でも、大学で統計学や情報工学を専攻した人ばかりではありません。むしろ、事業会社でマーケティングや営業をやっていた人も少なくないのです。つまり専門教育を受けてない人でも訓練を受け、研鑽に励めば価値のあるコンサルテーションができるレベルになれる。それがデータ分析です。
では、どのようにすればてっとりばやくデータ分析を身に着けられるのか?
本稿では次の、①Rを独学で身に着ける、②社会人大学院に入学する、③データ分析専門企業に転職する。という3つのソリューションを提案したいと思います。今日は①について書きます。
①Rを独学で身に着ける
先ずやらなければならないことはExcelを卒業することです。Excelにも回帰分析などの統計分析機能が実装されていますが、機能が非常に限られています。なので、ちょっと高度なことをやろうとExcelではすぐに限界を迎えます。
そこで、R です。
Rというのはデータを分析するためのソフトウェアです。すごく高機能ですが、なんとフリーです。ダウンロードしてPCにインストールすればすぐにでも動きます。回帰分析もクラスタリングもタダで実行できます。
ただし、プログラミングを経験したことのない人にとっては若干敷居が高いでしょう。しかし、頑張って一度習得してしまえば様々な可能性が開けます。GUIのSPSSなどが手元にあるならばそこからスタートでもいいのですが、結局あれこれ深いことをやろうとするとGUIでは必ず物足りなくなります。初めからRと向かい合う方が結局は近道だと思います。
そうはいっても何もデータ分析について知らない人が突然Rというのも酷な話かもしれません。そこで、R勉強会というものに参加することをお薦めします。データ分析やプログラミングの勉強をする時には近くに詳しい人がいると非常に効率的に身に着けられます。分からないことを長時間かけてGoogleで調べるよりもこのような会で上手く知り合いを作ってしまうのがはるかに近道でしょう。
また、後ほど紹介しますが、Rは世界各国で使われているので書籍が非常に豊富です。入門者のための書籍も当然充実しています。怖がらずに初めてみましょう。案ずるより産むがやすしというのがデータ分析です。
◆データ分析入門者のためのR本
・Rstudioという便利な統合環境に初めから慣れてしまったほうがいいです。最新バージョンはずいぶん使いやすくなりました。これを使うとナイーブなRを使うことはあまりなくなります。この本は初歩の初歩からRについて解説されているので、思い立ったまずこの本でしょう。
・以前にも紹介しましたが、この本は良い本です。統計学から機械学習までさまざまな手法が紹介されています。R入門者でも持っていると視野が広がると思います。
・辞書はこれがベストですね。コーディングの基礎から応用まで幅広く記載があります。手元に置きながらRを試すと上達が早いと思います。RStudioと同じ著者です。石田先生の本は良い本が多い気がします
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多くの企業でデータ分析のニーズが増大していますが、データサイエンティストと呼ばれるプロフェッショナルは希少であり、なかなか採用するのは難しいらしいです。じゃあ、どうすればいいのか?
なんのことはありません。
自分で初めてしまえばいいのです。
Excelしか使ったことがないし。文系だし。とかいう意見が聞こえてきそうですが、今のスペックはあまり関係ないです。要はやる気です。スキマ時間を使ってデータ分析の練習をすれば誰でもある程度の分析スキルを身に着けることができると思います。
ビッグデータという波に乗っているデータ分析専門の会社でデータサイエンティストという肩書を名乗っている人でも、大学で統計学や情報工学を専攻した人ばかりではありません。むしろ、事業会社でマーケティングや営業をやっていた人も少なくないのです。つまり専門教育を受けてない人でも訓練を受け、研鑽に励めば価値のあるコンサルテーションができるレベルになれる。それがデータ分析です。
では、どのようにすればてっとりばやくデータ分析を身に着けられるのか?
本稿では次の、①Rを独学で身に着ける、②社会人大学院に入学する、③データ分析専門企業に転職する。という3つのソリューションを提案したいと思います。今日は①について書きます。
①Rを独学で身に着ける
先ずやらなければならないことはExcelを卒業することです。Excelにも回帰分析などの統計分析機能が実装されていますが、機能が非常に限られています。なので、ちょっと高度なことをやろうとExcelではすぐに限界を迎えます。
そこで、R です。
Rというのはデータを分析するためのソフトウェアです。すごく高機能ですが、なんとフリーです。ダウンロードしてPCにインストールすればすぐにでも動きます。回帰分析もクラスタリングもタダで実行できます。
ただし、プログラミングを経験したことのない人にとっては若干敷居が高いでしょう。しかし、頑張って一度習得してしまえば様々な可能性が開けます。GUIのSPSSなどが手元にあるならばそこからスタートでもいいのですが、結局あれこれ深いことをやろうとするとGUIでは必ず物足りなくなります。初めからRと向かい合う方が結局は近道だと思います。
そうはいっても何もデータ分析について知らない人が突然Rというのも酷な話かもしれません。そこで、R勉強会というものに参加することをお薦めします。データ分析やプログラミングの勉強をする時には近くに詳しい人がいると非常に効率的に身に着けられます。分からないことを長時間かけてGoogleで調べるよりもこのような会で上手く知り合いを作ってしまうのがはるかに近道でしょう。
また、後ほど紹介しますが、Rは世界各国で使われているので書籍が非常に豊富です。入門者のための書籍も当然充実しています。怖がらずに初めてみましょう。案ずるより産むがやすしというのがデータ分析です。
◆データ分析入門者のためのR本
Rで学ぶデータ・プログラミング入門 ―RStudioを活用する―
- 作者: 石田 基広
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2012/10/24
- メディア: 単行本
・Rstudioという便利な統合環境に初めから慣れてしまったほうがいいです。最新バージョンはずいぶん使いやすくなりました。これを使うとナイーブなRを使うことはあまりなくなります。この本は初歩の初歩からRについて解説されているので、思い立ったまずこの本でしょう。
Rによるデータサイエンス - データ解析の基礎から最新手法まで
- 作者: 金 明哲
- 出版社/メーカー: 森北出版
- 発売日: 2007/10/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
・以前にも紹介しましたが、この本は良い本です。統計学から機械学習までさまざまな手法が紹介されています。R入門者でも持っていると視野が広がると思います。
・辞書はこれがベストですね。コーディングの基礎から応用まで幅広く記載があります。手元に置きながらRを試すと上達が早いと思います。RStudioと同じ著者です。石田先生の本は良い本が多い気がします
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2013-03-02 01:29
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